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「いえ、遅いですし話は終わったので帰ります、いより…明日の式の最中に寝ちゃわないように夜更かしせずに早く休むんだよ?」
詠朔はいよりの頭を撫でて乙藤家を後にした
いよりも自分の部屋へ戻ろうとしたけど瑶実に呼ばれリビングで話をすることになった
向かい合うように座ったいよりと瑶実…まだ何の話かはわからないけどすでにピリピリとした雰囲気が伝わってきていよりは顔を俯かせる
何か怒られるようなことをしたのか記憶を辿るけど大きな失敗はしていない、夕ご飯の時に醤油差しを倒してしまったくらいしか思いつかない
「いよりちゃん」
「は、いっ」
上ずった返事をすれば呆れたようにため息をつかれたのでいよりは小声であやまった
「まだ澄久さんとはお付き合いしている状況なんですか?」
ううん!と嘘をつけるほど器用じゃなくていよりは図星なことが顔に出たので瑶実は額を片手でおさえて大きなため息をついた
あんな事が何度もありいよりと澄久とが特別な関係な事はばれている、別れろとストレートなことを言われていないのは詠朔と静彦と子作りをしてるんだから言われずとも澄久との関係を終わらせるのが当然だからだ
恋人が他人と子作りをしてるのにまだ好き合ってるなんて常識的に考えて理解できない。
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