アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
.
-
「これ貼っとけよ」
「…え」
絆創膏を受け取ったマトはようやく自分が怪我をしてるのに気づいて澄久と絆創膏とを見比べて意外な行動に戸惑っている
といってもこれもやっぱりマトのためというわけじゃない、絆創膏を持ち歩いているのはいよりが怪我をした時のためだし、傷口をむき出しにしたまま帰られてそれを見たいよりが怖がったら嫌なだけだ
というわけでマトのためじゃないけど感激したマトは澄久に飛びついた
何をするんだと文句を言おうとした澄久の頰にマトはチュッとキスをする
「…!?…おまえ、何して!」
「マト…澄久さんのこと好きになってきてるみたい…どうしよ、いより様の気持ちわかってるのに」
マトの指がするりと澄久の頰を撫でる
澄久は気持ちが悪いとその手を払い、寄せられた感情に答えないまま離れようとしたら背後から強く抱きつかれた
「いより様は…いより様は詠朔さんか静彦さんのものになるっ、今はまだ澄久さんに心があるみたいですけど…子供ができたらさすがのいより様も今のまま曖昧にはいないと思うし…その時に澄久さんは絶対に悲しい思いをします…だから今のうちにマトにしときましょーよ!マト…割と可愛いし、昔はやんちゃだったかもだけど今はまぁまぁ真面目だし……あ、澄久さんが子供ほしいなら…マトも手術受けます…」
すり、すりとマトがすり寄っているのが背中から伝わってくる…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
172 / 196