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2年も前のことだった。
その日
夜中に 俺は近くのコンビニに 買い物に行ったんだ。
何を買おうとしていたのか覚えてねぇ。
覚えてねぇっつうことは たいした物を買おうとしていたわけじゃねぇんだろう。
うちの目の前の道路を挟んで向かいにあるコンビニ。
向かいのコンビニのあかりを見つつ 振り返って俺んちを見上げた。
カーテン閉めてくんの忘れちまった。
今夜はあいつが居ねぇ。
居たら 怒られちまうな。
なんて思いながら 向かいのコンビニを見て 急いで帰れば いいべ。
なんて考えていた。
信号が 黄色に変わって点滅。
慌てて横断歩道を半分渡ったとき 何か重い音が。
そしたら
いきなり 目の前に 乗用車が
スローモーションみたいに 車が近付いて ドライバーの驚愕に満ちた顔がはっきり見えた。
びっくりすんのは俺の方だろ。などと考えるほど ゆっくりドライバーの顔を観察出来た。
だけど からだは言うことをきかない。
このままだとこの車とぶつかるとわかっていても 避けられない。
コマ送りみたいに 近付く車。
衝撃を受けて
足元をすくわれ 俺は空中に 体を投げ出された。
ゆっくり落下して これからぶつかるであろう地面を 眺めていた。
ゆっくり ゆっくり近付く 地面。
横断歩道の白と アスファルトと細かい砂粒が 目の前に見えてきて 俺は頭から地面に落ち……
~~~~~~
次に見えたのは 白い天井だった。
まぶた を 動かすことが 凄い 体力が要るなぁ。
かったりぃ。
いいや 又 寝よう。
眠りに入る前
家のカーテンを閉め忘れたことを 思いだしだけど 面倒くさくて モヤモヤしながら 又寝てしまった。
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