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次に目が覚めたとき っつうか あまりにも痛くて 目が覚めた。
頭は割れそうに痛い。
体を動かそうとしたが あちこち痛い。
すると 俺を覗き込む白い人。
美人だなぁ。
思わず その人に ニコッと笑いかけた。
が 笑おうとして 笑いかけたつもりが 顔が 痛い。
顔中の皮膚が 引っ張られて こめかみから 耳の後ろ 頭の表面が引っ張られて痛い。
痛いと 意識したら あちこち痛いことに気がついた。
思わず 痛いと声を出そうとしたが 喉もひりつくようで 口の中が 渇いていることにも気がついた。
俺が顔をしかめたのが分かったのか 美人ナースが
「無理して喋らなくても良いですよ」
と俺の鎖骨あたりにそっと手を置いて優しく微笑んだ。
あー この人に惚れそうだ。
程なく ボタンで知らせたのか 医者がやって来て 寝ている俺を覗き込んだ。
「山科さん。目が覚めましたか?
あ 喋らなくて良いですよ。
私が話すことに こたえて下さい。
話すのは大変でしょ?まばたきでこたえて下さい。」
声を出すにはなんだか喉に異物が突っ掛かってるみたいなので 有り難かった。
「私は医師です。
あなたは山科さんですね?」
俺はゆっくりまばたきをした。
「あなたは事故に遭いました。覚えていますか?
はい 記憶に有るようですね。
あなたは 事故に遭って 怪我をしました。この病院に来て 怪我の治療をしました。頭に怪我を負いました。頭の骨にヒビが入ってしまいました。その他肩や脚にも怪我をしました。
あなたは 3日ほど 意識が無かったんですよ。
でも肩や腕に骨折はあるものの 内臓の損傷は有りませんでした。
そして 切断とかも有りませんでした。
意識が回復したようなので 今夜から食事を開始します。
頭に怪我しているので 動いたり出来ませんが ご飯を食べて体力の回復とリハビリにこれから専念してくださいね。」
そうか。
交通事故に遭ったんだ。
頭が痛ぇのは ぶつけたからか。
縫ったんだな、きっと。それなら痛いよな。
骨折って言ってたなぁ。
どこをどうしたんだろう。
しばらくしたら 看護師が来て 酸素吸入器を外した。
ああ 気が付かなかった。口の周りがうざったい感じだったんだ。
点滴のチューブやら なんかいっぱい管が有って機械からはピッピカ鳴っている。
腕を動かそうとしたけど 重くて上がらねぇ。からだが重い。
又 眠くて 寝ちまった。
夢うつつに 口の中が段々潤っていって。
なんか口の中に チューブみたいな感じ。
で飯みたいな味の物が。
ごくごく飲み込む。
重湯かな?
寝たままなのに スムースに飲めた。
腹が喜んでいるみたいに きゅるきゅる鳴っている。相変わらずからだが重たい。
腕が寒い。
あぁ 裸なんだな。俺。
それで 少しからだを動かそうとしたが どこにも力が入らねぇ。
足はどうかな?
右足。指は動かせた。
足首を動かそうとしたら ふくらはぎ が つった。痛い。痛い痛い。痛い。
ぐあぁ。足がつってる。だけど動かせねぇ。
何か 機械音が ピッピ いってやがる。
看護師が来て どうしました?って。
足が つって
しわがれた声で 言うと
毛布みたいな物をめくって 足首を曲げてくれて やっと収まった。
めくられて 分かったけど 下半身も裸みてぇ。この若いねぇちゃん看護師にアソコみられたか?
寒さを感じたからか ウンコしてぇ。
ウンコ。
ウンコしたいんすけど。
と 言ったら
そのおねぇちゃん看護師が うんちします?良いですよ りきんでも。
と 言うじゃねぇの。
股間の湿っぽい感覚はオムツ?
はぁー
オムツしてんのかよー。
俺は そこで 恥も外聞もなく 排泄を看護師に やってもらいながら 集中治療室で数日過ごしたのだった。
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