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それから 3ヵ月経たない内に 俺は退院した。
内臓は問題ないから 何でも食って良いらしいが 歩行リハビリと 眼科 耳鼻咽喉科と脳外科には しばらく通うことになった。
アイツは相変わらず勤めていたし しかも、単身赴任で家には居ない。
俺は 休職扱い。
だから ほとんど元気な俺が 留守の家事をすることになった。
まぁ 当然の成り行きだ。
朝起きてコーヒーを淹れて朝食を作り洗濯をして掃除をする。
一日おきに 病院に診察に行ってリハビリして 帰宅して夕食を作る。
そんな生活が 始まった。
そしてアイツもいつの間にか 単身赴任も終わってこっちに戻って来たが 仕事が責任有る立場になり 帰宅も遅くなっていたし 出張も多かった。
それと共に 更に 疲れてしまうらしく アイツは口煩くなっていったのだった。
仕事から帰宅して 服を全部脱いで 風呂に入る。
空腹時に風呂に入ったら 良くねぇと思うんだけど 綺麗に清潔にしてから食事をしたい って言われたらしょうがねぇ。
単身赴任が終わる頃 俺は仕事は退職していた。
中小企業じゃ 休職をいつまでも続けらんねぇからな。
まぁ
だから アイツの収入で 我が家は支えられてる状態ってことだ。
退職金なんて雀の涙だし 病院は 保険で無料だけど 生活費は俺の 給料が振り込まれていた銀行に アイツが毎月幾らか 入金していた。光熱費は元々そこから引き落としになっていた。
はっきり言って 生活が苦しい訳じゃねぇけど 要は 俺は 食わせてもらっている立場になってる訳で。
なんか
益々 小さくならねぇと いけねぇのかなって 気持ちになっちまって。
俺は
イジけていたんだ。
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