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日曜日の夜。
玄関の開く音がして アイツが帰宅した。
ヒールを脱いで揃えて 出張の割には 少ない荷物を 自分の部屋に持っていった。
「千春。風呂入るね。シャワーだけで良い。湯船のお湯抜いてあるよね?」
頷くと アイツはスーツのスカートを脱いで風呂に入った。
そういえば 洗濯物は有るのか?
洗濯機のカゴには今脱いだストッキングと下着ブラウスくらいしか 無さそうだ。又泊まった先で洗濯してきたのか。
まったく とことん綺麗好きだな。
アイツの仕事がどんなものかは 俺はあんまし知らねぇ。
買い付けだとか 卸す先の得意先周りだとか よくわからねぇし。
だが 男だとか女だとか 関係ない実力重視の会社ってことは聞いている。
風呂から あがった アイツが
「千春。たまには フェラしてやろうか?あんた 絶倫だから 毎日ヌいとかないと ダメなんじゃ?本番はさ 悪いけど アレ最近挿れてないから 又小さくなっちゃうみたいで。出血しちゃうし。」
「おー 要らねぇよ。さっきオナったし。
いつかみたいに ヤろう っていうからやろうとしたら 出血したり お前 痛いって泣くから。俺 人に泣かれるの 弱いから。
だいたい お前の顔みると 昔のガキの顔のまんまで。」
「顔さえ見なけりゃ デキるかもって あのとき思ったからさ。
手術のあと 医者は毎日ディルト挿入しないとアナ塞がるって言われたし。
毎日 挿入するのもキツいのよ。
アナは 中々上手く形成されにくいけど おっぱいは よくできてると思うのよ。
でも 千春ってば おっぱい 好きじゃないのね。ま ヤラないならいいわ。あたし寝るね。おやすみ。」
アイツは そのあと ミネラルウォーターを飲み干すと 自分の部屋のベッドに潜り込んで しまった。
俺は 火の元を見て アイツの隣にある俺の部屋で 少しTVを見ていつのまにか寝てしまったのだった。
俺とアイツは
セックス無しの 同居人で
そして
アイツが男だったガキの頃からの幼馴染みで
そして 男と付き合ったことのない アイツが 女の体になりたいと 言ったとき 形だけのアイツのパートナーに なったんだ。
俺は昔からアイツには 世話になった。
俺の複雑な家庭を知っていたし。
俺の両親が離婚して 親父と2人暮らししていた頃も しょっちゅう遊びに来てたし 泊まりにも来てくれた。
親父が突然死んだときも ずっとそばに居てくれた。
親父の母親に引き取られて暮らし始めたときも しょっちゅう来てくれた。
ガキの頃から 俺がいじめられれば 俺の代わりに 仕返しをしてくれた。
思えば アイツが 俺の兄貴みたいなもんだった。
叱られたり 励まされたり 優しくしてくれたり
俺を 或意味 育ててくれたみたいなもんかも しれねぇ。
アイツは
本当は 優しい 奴なんだ。
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