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俺は 何をやってるんだろう
と 気がついたときは 既にセンセーの首に顔を寄せていて。
いけないって
思ってるのに センセーにすがりついていた。
すると ガッチリその腕に
抱き締められていた。
思わず どうにでも してほしい
と 思っちまった。
おさまるトコへおさまったような安心感。
あたたかなその胸。
筋肉の盛り上がり。頼れる大きな逞しい胸。
瞬間 恥ずかしくて
俺から 迫って すがりついて 抱き締められて
顔から火が出るほど恥ずかしい。
思わず見上げた真弓センセーの整った顔。
まっすぐな視線は 俺を覗き込んで。
このまま
このまま
流されてしまいたい
このまま この腕に 埋もれて 委ねてしまいたい。
でも
真弓センセーは
女房と認識されているアイツと暮らしている俺を 何とも思ってないだろうな。
何の感情も 無いだろうな。
あー何だか 立場の違いを まざまざと再認識させられちまった。
一般的にみたら
俺は 女房持ち の 男だもんな。
所帯持ちの男。
アイツに依存して生活する亭主 だもんな。
籍が入ってるかどうかなんて
他人には わからねぇもんな。
センセーからみたら
俺って
サイテーかもな。
俺がすがりついて
からだを かたくさせて カタマったから 焦って からだを引いたから
センセーは 支えてくれたんだろう。
それが証拠に よろけてしまいましたね って 言ったモンよ。よろけたから 思わず抱きとめたんだろうよ。
だけど だけど
俺も男なのに
抱き締められて 胸の中 腕の中が
心地よいなぁ って。
底知れぬ 安心感が 湧いてくる。
なんでだろう?
からだを あずけて包まれるって
なんてこんなに 気持ちが安定するんだろう?
真弓センセーのデカいからだ?
優しい声?
整った顔から にじみ出る まなざし?
俺をよろこばせる 俺への言葉?
俺を導いてくれる みちしるべのような存在?
真弓センセー!
抱き締めたりされたら
俺 理性が 飛びそうだよ。
真弓センセー!
真弓センセー!
優しくしないでくれよぅ。
う う う。
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