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「は はい。
じゃ 今コーヒーでも」
リビングのソファへ向かい合わせに座りセンセーの前にコーヒーのマグカップを置いた。
「千春さん。
先日 僕のうちに来たときのことです。
僕はあなたを抱き締めて あなたも僕に一瞬 からだを預けてくれましたね。
そのあと どうして 逃げてしまったんですか?」
うぁー
ズバリの問いかけ。ズバリの指摘。
ど ど ど どうしよう。
「そ そ そんなこと ありましたか?
あ あー 思い出した!
俺 よろけたんスよね。」
「では よろけたことにしましょうか。
その前 僕の首あたりに 顔を寄せてくれましたよね。そのあと 顔を覗きこんだら。千春さん。あなたは 目が泳いで
そして 困ったような 表情で。
それはそれは可愛らしかった。
あなたはよろけたんじゃ 無い。
僕が 我慢出来なくて。あなたの色香に 酔わされ抱き締めたんです。
あんなに可愛らしいの 我慢出来なかった。」
そう言うと 真弓センセーは座っていたソファから立ち上がって 広いソファに座る俺の右側に座って 耳元で もう一度言った。
「あなたが可愛らしくて我慢出来なかった」
「センセー ち ち ち 近い ッス」
「もう一度 言います。
あなたを抱き締めずにいられなかった。」
そう耳元で囁き 俺の持っていたマグカップを俺の手から取り上げテーブルに置くと俺の背中に 真弓センセーは腕をまわし 俺を 見詰めて。
俺はカップを取り上げられ 手持ちぶさたな上 間近に真弓センセーの視線をビシビシと感じ。更にセンセーは俺の耳に ふぅっと息を吹き掛けた。
「ひゃっ んっ」
思わず声が。
あぁ 顔が燃えるみたいに熱い!
密着した太ももに 真弓センセーの体温を感じる。
背中から肩に感じる真弓センセーの腕。
座って まっすぐしてられねぇ。
心臓がバクバクして
「僕は千春さんが好きなんです。」
「へ? いっ いつから?」
「あなたが入院して 目覚めたときの顔に ヤられました。診察して 綺麗なからだ綺麗な乳首 飾り気の無い素直な性格。
最初は 好みの人だなぁ と思いました。その後 あなたの奥さんらしき人が現れて。あぁ 結婚しているのか って。少しガッカリして諦めようと思いました。でも あなたが奥さんと交わす会話に違和感を覚えました。夫婦仲はうまくいってないのかな ぐらいに思っていました。でもあなたと毎日会話して どんどん惹かれていたったんです。
そのうちあなたの奥さんの様子に気がつきました。男ではないかと。
僕は小躍りしたいくらい嬉しくてそして同時に 奈落の底に落ちる程 落ち込みました。
千春さん あなたが そちら側の人だという嬉しさと パートナーを得ていることの絶望感。
毎日ぐるぐる考えて。」
「いや センセー。俺とアイツは 実は 単なる同居人なんだ。アイツは男のからだが嫌で嫌で あれこれして手術もして女になったんだけど。俺は恋愛対象じゃねぇって言ったんだよ。だいたいアイツ 俺とおんなじで 男と付き合ったことねぇし。」
「女の方とは?」
「アイツは昔 女と付き合ってたけど。」
「では あなたはどうして一緒に住んでいるのですか?めちゃめちゃ妬けます。」
「アイツと俺は幼馴染みで。アイツの家族には小さいときから よくしてもらって。俺はアイツに世話になって。アイツは俺の保護者みたいなもんで。アイツのいうこときいてりゃ 間違いはなくて。」
「もしアノ方が居なくなったとしたら 千春さん。あなたは 僕を頼りにしてしてくれませんか?」
「はっ?センセーが?
俺みたいな奴を?」
「僕は千春さん あなたが好きなんです。アノ方から今度は僕を頼りにして欲しい。僕があなたのすべてを 守ります。あなたの生きる道しるべになりたい。あなたの全てが欲しい。僕に寄りかかってくれませんか?」
「センセー。俺 センセーのこと好きだよ。すごく好きだ。でも センセーは俺のこと知らねぇだろ?俺みたいな奴に関わると センセーが損しちまうよ。」
「やっと 千春さんの気持ち 言ってくれましたね。
これからあなたが 僕のこと 段々信じてくれれば良い。今はそれで良い。
あなたが僕を好きという気持ちが分かればそれだけで とても 嬉しい。」
思わずセンセーの方を向くと
センセーは凄く嬉しそうに笑うと
ちょっと怖いような顔をして
キスしたいな
と 言って顔を斜めに傾けて 俺に近付いて
俺は 自分のくちびるが
柔らかくて あたたかな センセーのくちびるに塞がれた。
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