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54(アイツ)
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実家での話し合い みたいなモンは 婆ちゃんの口添えも事前に有ったらしく そんなに心配するほど 強烈な反対は無かった。
ただ 今住んでいる寮はどうなんだ?と聞かれ 会社は性別を変えようが 特に問題視されてない。と答えると 皆安心したようだった。
爺ちゃんや両親は 性別を変えたことで いじめ や 偏見で 俺が嫌な思いをしていないか 会社での立場が悪くならないか とても心配していた。
だが 会社の寮を出ると言う話になると どこに住むのかと これまた とても心配された。
まぁ遠回しに 俺のねぇちゃんから 恋人としての男の存在が居るからこその女性化と思われていたようだ。
母ちゃんも 恋人が居るなら連れてこい。みたいな言い方をされ
相手の男がどんな奴か?と
今度は 俺が男の恋人が居るからこその 女性化と思われていたようで。
恋人の詮索が始まった。
一難去って又一難。
飯を食いながら 酒も飲みながら わいわい家族で 次々繰り出される
口撃に 段々疲れてくる。
そして
敢えて恋人だの余計な飾り言葉もすっ飛ばして
年明け早々に 引っ越すんだ
と 宣言した。
そして 千春んトコに 引っ越すから。
と 言い放った。
千春悪イ。
家族は それで
全員黙った。
ま 千春のトコに
引っ越すのは嘘じゃないもんな。
そして
アタシは
千春の家に
引っ越した。
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