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それから保健室につき『大丈夫そうだし教室に戻りなさい』と軽く保健室の先生にあしらわれ、教室に戻ってきた
「だから大丈夫だって言ったじゃん」
「だからお前ぶっ倒れそうだったって言ったじゃん」
「う…」
「なんでだよ。白田か?」
そう聞く奏の顔はいつもへらへらイケメンスマイル振りまいてる顔じゃなくて真顔を通り越した真顔だった。
語彙力の問題でうまく言えないけど、とりあえず怖かった
「華夜くん?違うよ。ていうか奏ちょっと顔こわい、」
「白田に話しかけられて顔色悪くなったじゃねーかよ。この顔は元々だ。」
「…理由は…言いたくない」
「は?まぁ言いたくないなら無理には聞かんが」
俺は平凡だから、普通だから。
小学生の頃から俺は人から注目されるのが苦手だった。
5、6人から一気に視線を受けるのはまだ全然大丈夫。
でもそれがクラス単位になると途端に逃げ出したくなる。
だから皆の前に立って自己紹介したり、国語で教科書を読んだりする事も苦手だった。
ただそれだけ。
さっきも皆の視線が一斉に俺に向いたから久し振りの感覚にびっくりしてよろけただけ。
華夜くんは関係ない。
「華夜くん?いつから名前呼びなんだよ」
「あ〜昨日ちょっと勉強教えてもらって流れで…?」
「ふーん。まぁいいけど今度から分かんねー所あったら俺に聞けよ?」
「わかった!」
「おう。」
『俺に聞けよ?』って……なんだよイケメンかよぉ……まぁイケメンなんだけど、さ……
しかもキラキラ笑顔付き。
少しぶっきらぼうだけど優しい幼馴染感ある。
イケメンキラキラスマイルとかハッピーセットかよ
華夜くんなら『わかんない所ない?大丈夫?』って毎回、優しく聞いてくれそう、じゃなくて、華夜くんは今関係ないじゃん…
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