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隠す日々
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reto side
ププッ
lineの通知音で目が覚める。
昨日は夜更かしをして実況を撮ってしまったので、いつもは最低でも8時には起きるはずが、今日はいつもより遅めの10時に起きてしまった。
「誰からきたんだろ…」
俺は枕元に置いてある携帯をいじる。
通知欄に表示されていた名前は
゛キヨくん゛
その文字を見ると、俺の心臓は無意識に高鳴る。
……なんや、俺乙女すぎん?w
てかなんでキヨくんからline来たからってこうなるの。いみわかんな。
若干切れ気味になりながら、キヨくんとのトークを開く。
そこには、
[今日暇でしょ。久々に2人で実況撮らない?]
という文と、よくわからない変な動物のスタンプがあった。
てかなんで俺が暇だって断定してるの…いやまぁ実際暇なわけだけど!!
俺はベッドからのろのろと起き上がると、返事を打った。
[別に暇なわけじゃないけどいいよ、何時から?]
文だけ見ると素っ気ないけど、内心俺はやばいくらい
……にやけが止まらない!!!ww
いやだってしょうがないよ、朝からこんなlineがきて、喜ばないやつとかいる?俺はいないと思う!思いたい!!
どうしようもない喜びを足をばたつかせることで発散し、落ち着きを取り戻したところで、あ、俺気持ち悪い奴だな、と改めて思う。
そして、自己嫌悪に浸る。
なんで俺はあんな奴を…と。
いやてか男好きになるわけないし…。
ププッ
俺は携帯をじっと見た後、もう一度手に取り、トークを開く。
[あとさんじかんごにれとさんちいく]
なぜか平仮名だらけの文面をみて、自然と頬が緩んだ。
いや、緩んだんじゃなくてにやけました。
なんか可愛くて。
……はい、もう堂々と認めます。
俺、レトルトは、
キヨくんのことを恋愛対象として好きなんです。
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