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再会 2
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「さて、君の仕事だけど。」
課長に話しかけられてびくりとする。
「は、はひっ!」
声が裏返る。
くっと喉の奥で笑われる。
あ、この笑い方。
一瞬にして、10年前の思い出が蘇る。
やばっ。
何、思い出してんだ。
自分で壊したくせに。
「経歴書は見させて貰った。君の経歴ならうちの仕事、すぐ出来るでしょ。詳しい説明は、高木!頼む。」
「はいはーい。りょーかいでっす!」
高木と呼ばれたその人は俺の隣の席の人らしい。
えらく陽気な人だ。
ちょっと安心する。
「あ、よろしくお願いします。」
軽く頭を下げる。
あ、結構イケメンだ。
俺のビッチ心が揺れ動く。
「じゃ、しっかりな!」
ぽんっと課長に肩を叩かれる。
あ。
課長の顔をみたらオレのスケベ心もすんっと引っ込んでいった。
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