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君の名前
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「 なら、私にとびっきり素敵な名前を付けてください」
そう言った彼のエメラルドの瞳はフワリと細められた
子供の頃裏山に捨てられていた仔犬に名前を付けて給食のパンを一人こっそりとあげていたのを思い出す
だが、その時とは全く状況が違うのだ
先程のはつい勢いで言ってしまったとはいえ
うーん…
考えようにも先程会ったばかりの式神に名前を付けるのはいささか難しい…
やっぱり印象に残っているのは彼のエメラルドの瞳だった
だが、そのままの名前だと違和感しか無い…
エメラルド → 緑 → ひす、い…?
お?、意外といいんじゃないか?
「ひすい……、翡翠ってどうだ?」
どんな顔をしていたのだろうか?
こちらを見た彼はプッと吹き出したかと思うとお腹を抱えて笑いだした
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