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7月2日
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"まふside"
職員室に寄るのは僕の日課となっている。
だから、皆が部活に行った後のこと。
ノート入っているかな…。
そらる先輩の靴箱をそっと開く。
入ってる。夢じゃないよね…。
開きたいけど見られたら嫌だから、急いで帰ろう!
急いで外に出た。走って校門に向かうがサッカー部のグラウンドを見るために止まる。
グラウンドの周りには部活が休みの女子達が群がっているので遠くから見るのが僕の日課だ。
群がる女子達の大半がそらる先輩目当て。
そらる先輩は僕と違って運動が出来て頭が良くてかっこいい。
そんなにモテるそらる先輩がこんな僕に返事をくれた。
ホモな僕に。優しいなそらる先輩。
まだこの時は僕は名前を書き忘れた事に気づいてなかった。
"そらるside"
うるさいな…。今日は2つの部活が休みのためいつもよりうるさかった。
この中に日記の女の子がいないことを願う。
ふと思い出した。こういう子達は直接言ってくる。
女子軍団を引き連れて。
抜け駆けしたら、大変な目にあうのを知っている。
中学の時、手紙で告白された事がある。その時返事を言いに教室に言ったら、その子がいじめにあった。
その子は親の転勤がいじめが始まってから3日後に決まっていたのでトラウマはあまりないと思う。
俺はそれ以降、告白が怖くなった。
告白の度に思い出し出たのに、今回は忘れてた。
日記の子は大丈夫かな。本当は止めなきゃいけないのに止めたくなかった。
……。
ちゃんと届いたかな。
明日が楽しみだ。
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