アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
4/23 7:37
-
カーテンの隙間から白い光がさす。
「あ゛ー…」
布団にくるまったまま、疲労と恥を合わせたようなため息交じりの声が部屋に響く。
結局、あれから一睡も出来なかった。
こんなことになるのだったら一層のこと部屋の中にいればよかったと思う。
魔が差したとはいえ、なぜ見ず知らずの成人男性の髪を触ってしまったのか。
柔らかかった、確かに柔らかかったのだが…
(そこは女がよかった。まあ、おばあちゃんとか熟女は願い下げだが、少し年上の美人な女の人とか超かわいい女の子とかさあ!!!)
自分の好みを盛大に心で叫び布団の上でごろごろと悶絶しながら、自分の行為を呪った。
これはもう黒歴史だ。
そして、ふと体を止めた。白い天井が視界に入る。
(ここでいつまでもこうしていても仕方がない。このことは忘れよう。)
その表情は諦めと悟りの境地に達していた。
楽しいことをしようと起き上がる。
今日は折角の休日なのだ。授業もゼミも休みだった。
(んー、メイトに行くのでもいいし、家でずっとゲームをしていてもいい、あ、そう言えば、今日からイベントじゃん!!クリちゃん報酬だし走らないと!!!!!)
そんなことを考えながら、リモコン片手にいつも通りのつまらないニュースを眺めてはトーストをかじる。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 29