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理事長室
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來副会長が去った後、僕は威圧感のある扉の前で突っ立っていた。
んんん〜〜、どんな人だろうか……
僕はこの学園のことは本当に名前しか知らずに来たようなもので、無知オブ無知なのであるっ!いえい☆
怖い人だったら嫌だなぁとかおじいさんかな!なんて思いながら、扉をノックする。
「どうぞ、入って」
落ち着いた低音ボイスが室内から聞こえてきた。
あれ……この声……??
「あっ!失礼します!」
扉を開けるとそこには若い顔の整った男性がにこやかに立っていた。
「……愁おじさ……ん?」
「あぁ、そうだよ。凪颯、久しぶりだね」
僕の顔を見てさらににこにこと安心するかのように笑った。
この人は天城 愁(てんじょう しゅう)さん!僕のおじさんにあたる人でとても良くしてもらってたの!ここで会えるなんて思っていなかった!
「愁おじさん!久しぶり!あっ、でも理事長さんだから、理事長さんこんにちは!」
愁おじさんのいる嬉しさと、理事長だからちゃんとした態度をしないといけない、とかから変な言葉遣いになってしまった。
「ははは、凪颯はそのままでいいんだよ。凪颯はこの学園についてどれくらい知っているんだい?」
「んとね、お金持ちの人とあったまいい人がいて、寮生活する学園!」
「うん、大方その通り。これからはここでの生活について説明するからね、よく覚えておくよーに!」
愁おじさんが優しく教えてくれるみたい!また愁おじさんとお話できるの夢みたいだなぁ、なんて呑気に思いながら僕は愁おじさんの話を聞いていた。
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