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初めてのマネージャー3
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コートの水まきも終わり、する事がなくなった。
今、何してるか?
…岐南先輩の素振りを見てます。
何で?
する事ないから。
全くと言っていいほど会話ない...。岐南先輩黙々とやってるし。ていうか、話しかけて良いのかな…?でも話しかけたら睨まれそう…
あ、そうだよ!部員の名前覚えないと!紙部室だ、取りに
「さっきからうざいんだけど。」
「ひゃいぃ!!?」
びっくりして変な声出た…
「なんなの?ずっとこっち見てたけど。」
「あ、いや...えと…する事なくなったので、先輩の練習見ようかなと…。で、でも思い出したんで!続けてください!」
「ふーん。」
お辞儀(というか謝る体勢に近い形)したあと、猛ダッシュで部室に飛び込んだ。
「ふ、不自然、だったかな…。」
ふーっと息を吐いてから、バックを開けて部員の名前が書かれた名簿を見る。
「えっと、3年生は覚えたから2年生からだ。」
「わっ!!!」
「ぅわぁっ!?」
「いい反応だね~。おはよ。優想君。」
「お、おはようございます。詩音先輩。というか驚かせないでください!」
「ごめんね~wどうしてもやりたくなるんだよね。」
ケラケラと笑う詩音先輩。この人、意外とSだ…。
「あ、冴斗は?」
「今、素振りの練習してます。」
「そっか。ありがとさん。」
「いえ。マネージャーなので当たり前です。」
頭をぽんぽんとされて、つい顔が緩む。
しばらくして、詩音先輩はラケットを持って、岐南先輩のところに行った。
よし、頑張って今日までには2年生の名前全部覚えよう。
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