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朝起きるとなぜか幸太が俺の腕の中に寝ていた。多分。俺が寝てる間に幸太を抱き枕にしたんだろう、、、けどこれやばい、好きな人がこんな至近距離にいるとなると、しかも俺のシャツ着てるしやばいかわいい。
「んんぅ、、、ん?おはょ、、あれ?」
「、、、オハヨウゴザイマス」
「何で俺曽良の腕の中で寝てるの?」
「いや、俺も起きたらこうなってたから分かんないw」
「まあ、いいけどそろそろおきよ」
そういい幸太は席をたつ
「あ、幸太待って寒いからちょっと来て」
「寒いっていっても夏でしょ、、、」
「肌寒いからちょっとこの体勢でいい」
といい幸太を後ろから抱き締める
「まあ、別にいいけどさ、、、」
俺は幸太に抱きついたままリビングに行くといい匂いがしてきた。妹がご飯を作ったようだ。
「あ、幸太さん!朝御飯食べません?私が作ったんですよ!」
といい、幸太の腕を組む
「なら、もらおうかな」
「、、、京子父さんは?」
「あー、、あの人なら会社じゃない知らないけどてか、朝からあの人の話しないでよ」
「はいはい、、、」
「幸太さん!これ食べてくださいよ!」
はぁ、ふてりで仲良くして俺はやっぱり、友達でもなんでも一番にはなれないのか?
幸太も妹と話してるときたのしそうだし、イライラする。あーあ、小さな部屋に鎖で繋いでおけたらなぁ。
「私さ幸太さんみたいな人好きだなぁ」
は?なんて?
「あはは、ありかとうございます」
「本当ですよ? 」
「、、、」
それを聞いたとき俺は何を思ったか、静かに椅子からたって幸太の腕をつかんで玄関へ向かった。
「え?曽良?どうしたの?」
「、、、」
俺の中できっと何かが切れた。好きという気持ちがこうさせたのかもしれない。そして家から少し離れた公園まで来てしまった。
「そら?おこってる?」
「、、、、ごめん、なんでもないんだごめん」
「え?そうなの?」
「なんでもない!ごめんな!いえ戻ろうぜ」
女と付き合ってたときよりも嫉妬が激しい。苦しい。好きって伝えたい。愛してるよっていって抱き締めたいでも無理だ。あきらめよう。
俺はなぜか泣いていた。諦めたはずなのに。
片思いレベル10
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