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恋人契約3
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「あとはなんか質問あるか?」
「え、えっと」
聞きたいことが多すぎて何を聞けばいいのか分からない。
オロオロしていると、立山先輩がおい、と呼びかけた。
「お前は俺と話すときいつも、えっと、とかあ、とか言うよな。もっとシャキッとしろよ」
「す、すみません」
「ったく」
どうしよう。どうやら僕は、またこの先輩を不機嫌にさせてしまったらしい。
そんな時、聞いていた遥先生が口を開いた。
「どうして、立山くんは彼氏になる練習に郡山くんを選んだのかな?そこのところ、きちんと教えてあげないと」
見ると、遥先生が笑ってる。いつものふわぁっとした優しい笑い方じゃなくて、ニヤニヤしたような笑い方。
そして、それを聞いた瞬間立山先輩の顔が赤くなった。
「う、うっせーよ。男子の中で比較的小柄だからに決まってんだろ」
「あ、あの、僕しか、いないんですよね」
昨日、先輩が言ってくれた。
お前しかいないんだって、言ってくれた。
「ああそうだよ。代わりはいねぇよ」
それを聞いて、自然と僕は笑っていた。えへへって。
「おまっ…おい、その顔は反則だろ」
「え?」
「なんでもねぇよ!」
立山先輩の急に怒るところは、やっぱりまだ怖い。
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