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僕らの恋ジジョウ~優しき飼い主様×ニートの野良猫くん~七瀬 翔編【下巻】
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僕、〝七瀬翔〝の一日は、簡単。
朝10時ごろ、大体この時間に起きる。
僕を拾ってくれた人で、恋人の〝柳田竜彦〝は、この時間には、もう会社に行ってしまっているためいない。
その代わり、リビングには僕の分の朝食が、ラップをされておいてある。
あと、一枚のメモ。
『おはよう。今日もいつも通りの時間で帰ります。しっかりご飯を食べて、たまには外にも出かけなね。大好きだよ 竜彦』
あいつ、どこまでも僕を子ども扱いする。出会った時もそうだ。
* * *
「ねえ、君いくつ?」
僕は借りたタオルで髪を拭きながら答える。
「・・・はたち・・・。」
「えっ?なに?」
「二十歳!」
「えぇっ!マジで!てっきり高校生かと思ってたのに。」
確かに昔から、ちょっと女に間違われたり、童顔だから少し若く見られたことは何度かあるけど。
あいつは、ガッツリ僕を高校生って決めつけてたらしいから、本当にむかつく。
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