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僕らの恋ジジョウ~優しき飼い主様×ニートの野良猫くん~七瀬 翔編【下巻】
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やっぱり慣れない・・・。心臓バクバク・・・///。
なんか自然と、自分の気持ちを読まれないようにしてしまっている。
それでも、あいつは読み取ってくるんだけど・・・。
夕食を済ませ、テレビを見てのんびりしていると、時間がたつのはあっという間で、そろそろ寝る時間がくる。
「お風呂入ってこよ。翔もくる?」
「誰が行くか、あほ。勝手に入れ。」
「もう、今日の翔、冷たい。そんなにつんつんしないで。」
僕のおでこにキスをした後、浴室に向かった。
どこまで僕を依存させようとするんだ・・・、あいつ無しじゃいられなくなっちゃうじゃん。
そう思ったら、顔が熱くなった。
あとに入った僕を、竜彦は寝室で待っていた・・・んだろうけど、本当に疲れていたらしく、先に寝落ちてしまっていた。
僕は、起こさないように、静かにベッドに入り、あいつの顔を拝んでやる。
こんなに優しかったら、女にめっちやモテるだろうに、よりにもよってなんで僕なんだ。
胸もない、可愛げもない男の僕を、好きだというこいつは、ほんと物好きなやつだ。
「どこがそんなに、僕のこと好きなんだよ。」
「ん~・・・、しょう・・・。」
「うぇ!」
僕は一瞬びっくりして、起きたかと思ったけど、どうやら寝言みたいだ。
竜彦は、僕に抱きついてきた。
「しょう・・・、すき。」
「はぁっ・・・。僕も好きだよ。おやすみ。」
寝ている竜彦にそう言って、大好きなその人の腕の中で寝た。
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