アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
僕らの恋ジジョウ~優しき飼い主様×ニートの野良猫くん~七瀬 翔編【下巻】
8
-
数日後、澪さんからメッセージが来た。
その内容は、ランチを一緒にどう?というお誘いだった。
僕は出かける準備をして、妹さんとの待ち合わせに向かった。
「久しぶり!時間ぴったりね!」
「お久しぶりです。」
「じゃあ、行こうか!私がよく行くイタリアンのお店にいこ!」
僕は澪さんについて行った。
お店までの道のりでは、澪さんについてたくさん知れた。
澪さんは、僕の一つ上の大学四年生で、教育学を学んでいるらしい。
将来は小学校の先生になるのが夢なんだとか。
今度、教育実習があるらしく、緊張しているらしい。
話していて気付いたことは、やっぱり竜彦の妹らしく、優しいなと思った。
あと、人懐っこいなとも思った。
どことなく、雰囲気も似ているし。
それに、時折見せる笑顔も、似ているなと思った。
お店について、料理を注文し、また他愛もない話をしていった。
そして、話題は竜彦との話に変わった。
「兄貴とは、いつ知り合ったの?」
「一年位前です。」
「へえ、一年位でも結構仲いいのね。きっかけは?」
「僕が家出をしてしまって、行く宛てないところを助けてもらいました。」
「なんか、ドラマみたいな出会い方だね。」
まあ、言われてみれば確かに。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 19