アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
??
-
??
流行も、最近のことも知らない俺は、背中にランドセルを背負うことを途中でやめていた子ども。
単純に友達が居なかったから。
誰かが話しかけてくれるんじゃないかと待っているうちに、なかなかそうはいかなくて……
結局は思い出を持つことから、逃げたから、小学校のことはたいして覚えていない。
どうにか進学した高校でも友達はいなくて、また登校をやめそうになってた。
そんなある日。
廊下で違うクラスのやつとすれ違った。
一目見ただけだったが、なんだかそいつは自分とそっくりな境遇のやつに見えた。
だって、周りが誰かと話しながら歩いていく中、ひとりだったから。
だから。あいつが好きになった。
でも、あとで知ったこと。
あいつは俺と同じはずなのに。
――友達が、居た。
それから。
俺とは、違うってこと。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
5 / 545