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砂浜
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「ひゃっほーう、海だ海ー」
「もー、うるさすぎ」
階段になってる石畳をかけ降りていると、横から綺羅が苦笑いしていていた。なっちゃんはクスクス笑っている。
空にとんびが飛んでいて、俺らを見はるようだった。砂浜に行くと言うと綺羅も行くと言ってさらに四人の女子、三人の男子もいる。
なんでこんな人数かというと、所属してる美術部での製作に使うための材料を集めに行くと、うっかり綺羅に語ったからだ。
なっちゃんと砂浜を歩くのがあまりに嬉しくて。
「いやー、部活の学年メンバーがそろっちゃったね」
綺羅がうふふふと笑いながら言った。
二人きりにはなれなかったが、これはこれで楽しみかもしれない。
持ってきたビニール袋を手に、俺らは階段を降りていった。
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