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いろいろ
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桜貝とかあればよかったけど、俺はなかなかみつけることが出来なかった。
烏貝は沢山あった。
泥のなかにすんでいるらしいけれど、今は干上がった場所にばらばらと放置されている。
後ろの浅い砂浜の方では「あ、ニイナだ」誰かが言って、ほんとだーと声があがっていた。
「おいおい君ら、食事に来たのか?」
ポニーテールを揺らしながら勇ましくシャベルを片手にした時期部長が、腰に手を当ててはははっと笑っているのも見える。
女子だが、日に照らされた横顔はなんだかいさましい勇者の風格がある。
「いいじゃないですか、ゆでましょうよ!」
綺羅がはしゃいでいる。俺は相変わらずだなと思いながらなっちゃんを見た。
「あ、そうだよな、ごめん、巻き込んで」
なっちゃんは帰宅部だ。なんだか気を遣わせてしまった。
「いや、なんか、楽しいな」
フフフ、となっちゃんは笑った。
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