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誰の
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「おい、お前は俺とつき――――」
たぶん、俺と付き合ってるんだとか言うつもりだっただろう。
叫ばれそうになって、ぎょっとする。
「ス、ストップ! な?」
周りいるからと、宥めると彼は俺を飛び蹴りした。
「う、おっ」
転がるように避けると、また蹴られそうになり、足を上げているうちに、慌てて背後に回る。
「な、なんだあれ……」
部員の誰かが言ってて、なっちゃんも「じゃれてるんじゃないかな?」と笑いを噛み締めながら言った。
「これは、部活動です! ぶ、か、つ!」
河辺は、むっとしたように、俺の身体をどんと押した。
「そんなこと無いだろ、俺に行き先も告げなかった。わざわざ探したんだぞ」
「まぁまぁ、一緒に遊んでいこうぜ」
よろけた俺が言うが、耳に入っていないみたいだ。
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