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限界
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何かが、崩れる音がした。
「お前、こいつに何の話をしたんだ?」
なっちゃん、が、河辺に問い詰める。
それは聞いて欲しいようでいてやめてくれと思ってしまうような、拷問。
明るく楽しいやつでいたい。
こいつの前では、いつまでも。
意識をなくしそうでなくならない、感覚に、
気が遠くなりながらも俺は、どうにかなっちゃんのその腕を掴んだ。
「秋弥?」
首を横に振ったのは、俺が助かりたくないからじゃない。
知ってほしくないのだ。
「すずしろ、なにも、聞かないで……」
「わかった」
なっちゃんは、あまり納得してなさそうだがうなずいた。
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