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夢
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「……あ」
「ゆ……あ、………ゆあ……」
遠くから自分を呼ぶ声が聞こえる。
息が苦しかった。
(このまま……兄さんのとこに……)
「目を開けてくれ!ユア!!」
思い切り目を開ける。
そして、自分が過呼吸になっている事に気づいた。
「良かった……落ち着いて深呼吸をするんだ。吸うよりも吐くことを意識して……そうだ、上手。」
息が落ち着くと、次は涙が溢れ出てきた。
自分では泣きたくないと思っているのに涙は止まらない。
「すまない、1人で寝かすべきじゃなかった……。」
ベルはそれきり何も言わず、ユアを抱き上げると、2つ隣の自分達の寝室に連れていった。
ユアはユアで放心状態でベルにしがみつき泣き続けていた。
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