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夢
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「ん……ベル?どうしたんですか……?って、ユア?」
ベルが寝室に入り、ドアを閉めるとその音に反応したアルカナが起きて声をかけてきた。
「詳しい事は聞いていないが、多分、今日の午前中の事がフラッシュバックして悲しい夢を見たんだろう………1人で寝かせるのが心配だったから連れてきた。」
未だに泣き続けているユアは、何も言わない。
昼間の元気の良さと生意気さを見ているアルカナは心配になった。
「ユア、私たちと一緒に寝よっか。」
彼が腕を伸ばすと、ユアも抱っこを強請る子供の様にそちらに手を伸ばした。
そのまま抱きついて顔を胸元に埋める。
「しばらくは一緒に寝よっか、ユア。」
急に赤子帰りをしたように甘えたなユアを優しく抱きしめ、アルカナは背中を一定のリズムでさすった。
「お前は良い母親になりそうだな。私ではそうは行かなかったぞ。」
「私は子供が好きだから。多分だからだと思います。」
グズるユアをアルカナごと抱きしめ、ベルはベッドに倒れ込んだ。
「さぁ、明日は大変だ。もう寝てしまおう。ユアの精神状態が悪くなってなければ、明日から検査を始めるぞ。」
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