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図書館にて
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『どうしたんだい?お前の方から連絡を寄越すなんて。』
「カナタ、すまない、図書館まで来てくれ。急患だ。」
『一体、誰が……』
「外部にバレたくない事情もあるらしい。追手に生け捕り目的で水中ライフルで撃たれたそうだ。」
『どういう……水中って事は外界人か?』
「そうらしいが詳しくは分からない。名前はユア、男性型Ωで、血液型はO型。キマイラだ。事情が事情だから、輸血パック持って一人で来てほしい。」
『分かった。5分以内にはそっちに行く。』
「あと、言い忘れたけど、ユアは発情期中だ。抑制剤飲んでから来いよ。」
『ついでに、その子の抑制剤も持ってこいと。』
「そーゆー事。任せたぜ、カナタ。」
『全く、言う事ばっか大きくなっちゃってw』
からかってくるカナタとの電話を切りロランはユアの元へ戻った。
備え付けてあったレトルトのコーンポタージュを温めて皿によそり、ユアの、肩をそっと揺する。
どうせ抑制剤を飲むことにやるのだから、食事は取ってとくべきだ。
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