アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
図書館にて
-
「初めまして、ロランの父のカナタです。君がユアであってるよね?」
「はい……。」
仏頂面でカナタの質問に答えるユア。
それをロランは少し離れたところから見守っていた。
所謂美少年、という訳ではないが整った顔立ちはスッキリとしていて美しい。
黒髪、黒目というのはキマイラには珍しく、Ωの割に高い身長、すらりと伸びた手足は引き締まっていて少し違和感がある。
先程起き上がる時に触れた腹部も滑らかに隆起していた。
(Ωにしては少し体格が良すぎる、か?)
順調に進んで行くユアの輸血の作業をぼんやりと眺める。
すると、いきなりユアが仰け反って嘔吐した。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
41 / 79