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中央政府より
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中央政府と呼ばれる戦艦には本部が存在する。
長い間の航海の末に、カナン列島ではない列島を発見したのだ。
そこが地殻変動を生き延びた島なのか、新たに隆起したのかは謎だったが、既に生き物が住める程度に生態系は復活していた。
その為、今は生き残りの島であるのではないかという見方が強い。
その列島が、現在の中央政府の中枢である。
長い航海の間にハイドラと同様、医学関係の情報を除くほぼ全ての高等科学技術は失われている中央政府。
唯一残っているのは戦艦の修理知識と構造、動力の原理くらい。
そもそも、旧世紀に造られた戦艦はどんな物質でできているのか、錆びたり劣化する事はこの500年無かった。
たまに、動力部分の部品を戦艦本体に内蔵されたコンピューターの指示通りにかえて後は放置。
ハイドラと違うところがあるとすれば、中央政府の戦艦は操縦が可能であると言うことくらいだ。
因みに、ハイドラは様々な権力からの支配を避けるために不規則に海遊している。
何百年単位で観測すれば規則性はあるかもしれないが、未だにハイドラを造った者がどれくらいのサイクルでプログラミングしたのかすら分かっていない。
そして、ハイドラを追尾するにあたって最も厄介なのが透過の機能。
停泊する3日間の間を除き、海遊している間はずっと海と同化している。
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