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人の重さ
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今日は診察の予約が入ってて10時には行かなくちゃいけない
ともは仕事に行ってるから俺は一人で行くことになる
最近ではお腹が出てきて目立つようになってきた
歩いても腰が辛くなってすぐに疲れてしまう
家事をするのも一苦労になっていた
診察では順調に育ってるって言われて安心する
その帰りがまた辛い
そして買い物もしなくちゃいけなかったから泣きそうです・・・
なんとか買い物を終えて荷物を持つものの、体が辛かった
そしたら隣で買ったものを袋に詰めていた高校生が声を掛けてきた
「大丈夫ですか?
体調悪いんですか?」
「いや、妊娠してるから体が重いって言うのかな・・・」
「そうなんですか、体調悪いのかと思いました。
家まで持ちますよ」
「いいよ、そこまでしなくても!!
だって帰らなきゃいけないでしょ!?」
「それがですね・・・
今、学校サボってるんですよ」
「行かなきゃダメだろ!?
俺も学生の時はサボるのは日常茶飯事だったから言えないけど・・・
でも、サボるって学生の特権みたいだよね
あっ、サボってるんだったら頼んでも良い?」
「はい、任せてください!!
力はあるんですよ」
歩きながら会話をしてたらその高校生の名前を岸本 龍弥(きしもと りゅうや)と言うらしい
家に着くと
「俺、帰りますね」
と言ったが、俺が引き留めた
「寄って行きなよ
急ぎの用あるの?」
「ないですけど・・・
お言葉に甘えて寄らせてもらいます」
家に上がった龍弥君にお茶を出した
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