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4か月 #3
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薬を飲んでないことが分かっていたからともが口移しで飲ませてくれた
その後、俺を抱えて寝室のベッドまで運んでくれた
飲んですぐに効く訳ではないから少しの間この痛みと闘わなくちゃいけない
ともはお腹と背中を交互にさすってくれた
「はぁ・・・・う゛・・・・痛い・・・・助けて・・・・」
「大丈夫だからな
痛いよな・・・もっと早く帰ってくれば良かった・・・
ごめんな・・・」
「うっ・・・しくっ・・・・はぁ・・・い゛だい・・・・」
痛みのあまり涙が出てしまう
それを指で払い去ってくれる
「もう少し我慢してくれ」
「あ゛っ・・・ぐ・・・」
薬でいつの間にか眠っていた
起きると横でともが心配そうにのぞき込んでいた
「もう大丈夫か?
痛くないか?」
「・・・うん、大丈夫・・・」
さっきの痛みはどこに行ったのやら、何もなかったかのようになっていた
「起きれるか?」
「起きれる、とも手を借して・・・」
ともに支えられながら起き上がる
リビングに行くと翔己も心配そうにしていたから声を掛けて「大丈夫だよ」と言って安心させた
誠二さんの家でもそんなことが何回かあったが専属の医師がすぐに駆けつけて対処してくれた
医師がいる時は点滴を打って痛みを鎮めた
しかし月日が経つとその回数が増えて行く
1週間ずっとの時もあった
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