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全て内密に。11
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「……はぁ。
松崎さんここ会社ですよ…って棚木くん……?!」
え?なんで、颯斗さんがここにいるの?
俺ついに幻覚でも見はじめた?
いろいろな事が一気に起こりすぎて俺の頭の中はもうショート寸前だ。
「チッ。笹倉お前もうちょっと空気読めよー。」
「…ふざけないでください。」
颯斗さんが言ったとは思えないくらいの低音ボイス。
いつもの柔和な颯斗さんしか知らない俺からするとかなり怖い。
そしてそんな、颯斗さんの態度が気に障ったのかもう一度舌打ちをして松崎さんは部屋から出て言った。
「ごめん。もっと早く来てたらよかった…。」
「なんで、颯斗さんが謝るんだよ。
普通会社で男に襲われるとか誰も考えないでしょ。」
「そっか、そうだよね。
普通は、思わないよね……。」
どことなく悲しい雰囲気を纏った発言に違和感を感じていたら早く服直しなよ。と言われYシャツが全開だったことを思い出す。
は、恥ずかしい…!!!
「あ、あのさ、さっきの事誰にも言わないで…。」
「うん。大丈夫。
棚木くんが悪くなるような事は、誰にも言わないよ。」
その言葉を聞いてホッとすると、どっと疲れが押し寄せてきた。
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