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プロローグ的な
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「おい」
「・・・・・」
無視か
「おい、佐紘」
「・・・っあっ何だよ~」
「んなエロい声出すなよ、真っ昼間から」
「は?出してねぇーよ」
「お前は背中も感じるんだった」
「だから出してねぇって」
2ーC 教室の窓側、後ろから2番目
可愛い顔したエロい奴が
三浦 佐紘
「佐紘、課題見して」
「やだよ」
「ほんとは見せたいくせに」
「うっせぇ勝手に見てろ!」
「うちの子はツンデレで困るなー」
「っ~」
2ーC 教室の窓側、後ろの席
良いのは顔だけ弱点の背中を撫でた意地悪な奴が
桐山 斗眞
「はよ」
「樹、遅刻」
「それは阿沙に言って」
「新しい弟くんはどうよ?」
「その言い方やめろって」
「どうもなにも・・・・・何もないよ」
「ふーん、つまんね」
「人の家庭事情を軽く見てんな」
2ーC 斗眞の隣
クールで優しい、がイメージの
佐々 樹
♪~
「阿沙?何した?···財布?あぁーお前下でジュース買うってカバンから出してたろ···しまってたかって?そもそもジュース奢ったろ。無いなら玄関。···そんな言い方ってなんだよ···はいはい、はいはい・・・財布忘れたからこっち来るって」
「苦労すんなー。新しい弟くん」
「まぁね。タメには思えない」
「同い年ってだけで引くのに学校も一緒とかきつい」
「それはお互い様。寧ろ名字変えることになったアイツの方が大変だ···」
ガラッ
「兄ちゃーん」
「阿沙、学校ではやめて」
「あぁっ!樹!さいふ忘れたぁ!」
「さっき聞いた」
「メロンパン買えないぃ!」
「俺のメロンパンやるから少し静かにして」
「樹ぃ!」
2ーA 席、不明
父親の再婚で新しい家族になった天然の弟
佐々 阿沙
この普通の幼なじみ3人+1人の日常は
普通とはちょっと違うらしい。
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