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写真の話を終わらせた後、目についたのは梓の下半身。
話している間もシミをつくりながら、ダラダラとこぼれていた。
薬を持ってくるの遅いな、と思ってる反面、もう少しこのままでもいいかな、なんて思うが。
さすがに俺のムスコも我慢の限界だと訴えてきて、少し痛みを感じる。
梓の気持ちを知った以上、我慢なんてしなくていい。恋人がいようと浮気だと言われようと関係ない。
梓が俺を求めてくれてるんだ。期待に応えないわけにはいかない。
梓を膝に乗せてすべて脱がせる。本当は半脱ぎの方がエロくて好きだが、全身で俺を感じてほしい、そう思って。
「な、にするの……」
不安がる梓。今から何するのかわからなくて必死に抵抗する。抵抗する梓も可愛い。
「大丈夫、気持ちよくなるだけ」
「きもちよく……?」
うん、気持ちよくするだけ。梓のものを優しく包み、上下に手を動かす。たまに先を優しく触りながら。
「このままじゃ辛いだろ?力抜いて……息して……」
「……んやっ!だめ!触っちゃ……ぁん……」
恥ずかしがりながらも感じて声を出す梓。先走りがこぼれて後孔まで濡れ始める。
「こっちも濡れてる」
エロい。すごくエロい。ただエロいんじゃなくて綺麗なエロさ。
先走りを手に取り後孔に塗りつける。優しく、優しく、傷つけないようにそっと。
でも優しいだけじゃ、梓は求めてくれない。
俺はこのまま梓の中に入りたいと思ってる。でも俺だけ気持ちよくはなりたくない。
それだけじゃない。焦らすことで生まれる梓の表情も見えてくる。
もっと自分だけの梓が見たい。抱かれた回数は、セックスした回数はたぶん俺よりも多い。
それが自分の感情で動いていないとしても。
だからこそ繋がるだけがセックスじゃないんだと教えてあげたい。
「な、んで……じらすのイヤ……んん……」
「なら、欲しいのは何だ?」
発情状態でしたことだから忘れるかもしれない。でも頭に残ってなくても、体には残る。
少しずつでいい。人に愛されながらするセックスを覚えてほしい。
過去に抱かれた男や、過去の出来事に縛られる必要はないんだ。
「清水さんのが……欲しい……」
俺の気持ちが届いたのかはわからない。でも少しずつ俺を受け入れる体勢を取ってくれる。
息をのみ、梓の中へ挿入しようとする。
だが……
梓が何かを思い出したようで。
きっと恋人。咲坂翔空のことだろう。
胸が痛む。少しは頭にあった。優しい梓が恋人のこと考えないはずがない。
だんだん自分の体温が冷えていく。
…萎えた。
「今日はこれで我慢しろ」
梓の後孔に入れたのは指。梓の体は熱いのになんかさっきよりも体温を感じない気がした。
行為が終わって落ち着いた頃、ようやく伊織が来たようだった。
「ごめん、ごめん。急用ができて遅くなっちゃった。梓くん、どう?治まった?」
「少しだけな。それより薬」
「診察してから……梓くん、入るね」
梓のいる寝室に伊織を入らせ、2人きりにする。
気を使って染谷が「純祐様も」と言って入ったが、気まずくてすぐに部屋を出てしまった。
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