アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
4
-
「!?」
「驚かしてごめんねぇ〜後ろの席の犬飼 桃太郎。君は優壱くん?と付き合ってるの?」
名前のインパクトと爆弾的な質問にビックリして固まってしまった。けど、早く返事しなくちゃ。変に思われるし。こういう時優みたいにスマートに答えたい。コミュ障こんな時に発症するなぁ〜!
「つ、つ、つ、付き合ってない。」
なんで俺と優が付き合ってるように見えたんだろう
ずっと入学式の時一緒にいたからかな。
それとも朝一緒に通学してるから…?
「あら、そうなの?なーんだ。で、君の名前は?」
「下野慧。桃太郎って呼べばいい?」
桃太郎は凄く顔をしかめてる。なんでだろう。
というか、というか、あら、そうなの?ってオカマみたい。ツッコミし遅れた感があるけど。
「んも〜!桃太郎じゃなくて!桃ちゃんって呼んで!それで君の事は慧ちゃんで良いよね〜?」
慧ちゃん…か。懐かしいその呼び方にちょっと胸が傷んだ気もした。
「いや、めんどくさいから慧でよろしく。」
「つれないわね〜これだから男は。」
話せば話すほど気になる口調…
「桃…ちゃんはオカマなのか?」
「オカマじゃないわよっ!オネェ!!そこ大事!」
そんなに大事なことなのかはわからないけどなんか面白いやつだなとは思った。というかめんどくさいし桃ちゃんじゃなくて桃太郎で良いよな。
「そういえば、優ちゃん。男子に囲まれてるわよ」
というかさっきは優壱くんって言ってた癖に
優ちゃんになってる。
桃太郎の目線の方に目を向けるとそこはすごい集団で…アイツはよく男子から人気があるからな〜
性的な方で…
それにしてもアイツめっちゃ笑顔…
俺にも…もっとニコニコしろよ…
んっ!?
なんかわからないけど嫉妬しちゃった…??
「なーに、アンタ顔赤くして。もしかして嫉妬…!ってことは…。応援するわよ!慧ちゃん!」
「馬鹿っ!黙ってろ!桃太郎!」
「なーーによっ〜!!桃太郎じゃなくて…!」
桃太郎があんなこというからだ。だから顔が赤くなって嫉妬しちゃったんだ。絶対違う違う。違うはず。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 27