アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
6
-
月島 優壱side
小3の冬隣に引っ越してきた慧が来た。
その時俺は一目惚れというやつをした。
恥ずかしい話だが、初めて会った時に俺を見て泣いてしまった姿を見て守りたくなったのと可愛いと思ってしまったのがきっかけなんだと思う。
_____
_______________
あの時の俺は慧と仲良くなりたかったから「遊ぼうよ。」と毎日誘った。
でもその度に慧は泣き出してしまうから、俺は嫌われてるのだろうかと心配になってしまって…
母さんに怖がられる訳は何故なのか相談すれば慧のお母さんから怖がってる理由を聞いてくれた。
すると、理由は俺の顔に問題があるらしくて、相当怖い顔をしてるらしい。
顔…か、気にしたこともなかったな。
直さなきゃ。
そう思った俺は皆の前では笑顔で接するようにした。すると、小学校では男女問わずモテるようになり、慧も懐いてきた。
突然変わった俺を見て母さんだけは無理しなくて良いのよと心配してくれた。でも俺は「別に無理してないよ。」と笑顔で返した。
それからというもの、俺の周りの環境は変わりだした。まず変わったといえば突如モテだした事もそうだが、なにより慧が泣き虫じゃなくなった事と俺にだけ本音を言うようになった事。
俺にせっかく心を開いてくれたのだから、俺も同じように慧にだけ心を開いた。
俺たちは互いの部屋に行くときは窓から部屋に入った。理由は互いの家が厳しかった為で、親の目を盗んでよく遊んだ。
また学校でも女子達に付き合ってるの?と問われるようになった時は俺は周りからそれくらい仲良さそうに見えるのかと嬉しい気持ちになった事を覚えている。
そんな毎日が続くと思っていた。
でも
それからちょうど2年後の冬…慧は家族に悪い言い方だが捨てられた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 27