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日常
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鳥がさえずる春の暖かい日。
7時にセットした目覚まし時計が鳴るのを止め、二度寝タイムに入る。
「...眠い。」
そう呟き、布団の中へ深く潜ると簡単に眠ることができる。
起きなければいけないと分かってはいるが、起きれないのが人間というもの。
そんな中、パタパタと足音が近づいてくる。
その足音は部屋の前で止まり、その瞬間勢いよく扉が開く。
「こら!玲央(れお)様!今何時だと思っているのですか!?」
足音の主はずかずかと部屋へ入り、心地よく眠っている俺の布団を剥ぎ取り、カーテンを開ける。
「んー...大丈夫...起きてる...」
「その嘘は通じません!ほら、早く起きてください!学校の初日から遅刻しても良いのですか?」
カーテンを開けられたことにより、眩しく俺の布団に隠れたい思いが強くなる。
「玲央様が起きてくださらないと私も仕事ができないんです...!!ほら!起きますよ!」
俺を起こそうとする声の主は望月麗音(もちづき れおん)。俺より7歳年上で...俺の好きな人。
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