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意外な才能というか、驚きの能力というべきか。メシ屋でメニューを決めるのには時間がかかって苦手だと言っていたこの子は、ぽんぽんとカートに商品を入れて行く。しかもテキパキと品定めをして、行きなれているからか、目的の商品もサッサと探し出して動いて行く。
俺はその生活力の高さに驚きつつ、パートナーとして良い人と出逢ったと今更ながらに自分の運に感謝した。
「よし、これで完了!」
最後に牛乳を入れると促されてレジへと向かった。袋詰めに至っては、俺がモタモタしている間にあっという間に小夜が入れて終了した。
スーパーに来てから小夜の手が五本くらいに見える。
そう言うと、小夜が笑った。
「これはね、慣れなの。」
小さい時からご両親が共働きで、家事の一切は小夜が引き受けていたという。だからこんなにしっかりしているのかと改めて納得した。
「さ、次は小夜ん家に出発!」
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