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こんな経験はあるだろうか?
大好きな恋人が、俺の腕の中でビクビクと飛び跳ねる。唇を寄せ、耳を食み、両手で弄るとはしたない声をあげる。
「かざみさっ・・・風見さんッ・・・あぁっん。」
視覚でも聴覚でも侵され、思うままに欲望をぶつけようとした時、
「起きてッ・・・あぁんッ!風見さんッ」
・・・ひときわ大きな声で夢から覚醒するという、経験。
しかも、目を開けると夢と同じように顔を赤らめ呼吸を乱し、体をくねらせる恋人が腕の中にいる、そんな、経験。
驚きで目を見開らいた。
「・・・さ、や・・・。」
寝起きで声が掠れる。
「はぁっはぁっ・・・はぁっはぁっ。」
小夜は両手で口を押さえ、ぶるぶると震えながら潤んだ瞳で俺を見つめる。俺の左手が小夜の右足を抱え上げ股間を擦り付けており、俺の右手は小夜の背中に手を回し、尻たぶを掴んでいた。
・・・俺は、寝ぼけて襲っていたのだ。
小夜が荒く呼吸をするたびに、擦り付けた部分が甘く震えて切ない疼きを生む。窮屈になっているそこは、互いに主張し合い、ともすれば勝手に腰が動きそうになる。
「ふ・・・んっ・・・っはぁっ」
甘い声に誘われ、腿を掴んでいた手を離し、小夜の手をどけさせると唇を奪っていた。
「んあ・・・んっ・・ふ・・・っ」
深く、深く口内を蹂躙する。
涙を流して飲み込めない唾液に顔を濡らし、腰を俺に擦り付けながら悶える小夜の姿に理性は保てなかった。小夜の窮屈になったズボンのボタンを外し、下着も一緒に足でずり下げる。自分のボタンも外し、お互いの間に何もなくなった。主張し合う部分を2つとも握り込み、上下に動かす。濡れた恥ずかしい音と互いの熱い息が混じり合い、明け方の静かな時に溶けていく。
夢中だった。
世界には、小夜と俺しか居ないと思ってしまうほどに。
「はぁっ・・・あっあっあっあっあっ!!!」
性急な動きに追い立てられ、甲高い声で啼く。
イヤイヤをするように首を振りながら、俺の上着を掴み、快感を耐える小夜に眩んだ。
耳を食み、うなじを舐め上げ、体全体で小夜を呑み込んでいく。
「さや、小夜、小夜ッ」
「か、かざみさッ・・・だめっ!いくっ!!」
びくびくと痙攣するそこを慰めながら、唇を交わす。
好きだと囁いた。
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