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小夜は、可愛いことをする。
背中にギュッと抱きつき、離れたくないと全身でアピールしてくる恋人を優しく撫でた。さらさらの髪は触り心地が良かった。
小夜を撫でていた手を掴まれて、そのまま手のひらにキスを落とされた。
予想もしていなかった愛情表現にドキリとした。
「小夜、反則。会社に行きたくなくなるよ・・・このままここに居たい。」
振り返り、小夜を抱き込む。
「おれ、も。・・・ずっと一緒に居たい。」
時間がないのに、離れられない。中毒みたいだ。
小夜が居ないと呼吸の仕方さえ分からなくなりそうだった。
「小夜さえ良ければ仕事終わってから、また来ても良い?」
「うん、待ってる。」
やっと笑顔を見せた可愛い顔にキスを落として立ち上がった。
「・・・いってきます。」
「うん。いってらっしゃい。」
小夜の優しい声を受けて、元気がみなぎってきた。
早く仕事を終わらせて、ここに早く帰ってくるんだと気合をいれた。
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