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・・・ない。どこにも無い。
放出後の倦怠感で幸せなまま意識を手放した俺たちだったが、先に目を覚ました俺は、ぐちゃぐちゃになった小夜の体を綺麗にしてあげたくて、風呂に入れようと思っていた。
だが、風呂に入れて戻ってきた時に色んなものが染み付いたシーツに寝かせられないと思い、まずは先にシーツを変えることにした。
予想どおり、シーツはクローゼットの下の小さなタンスに入っていた。
小夜を起こさないように、半分引いては移動させて、残りの半分をひく。
よしよし、これで良いぞ。
シーツを丸め、洗濯機に放り込もうと風呂場に行って硬直した。
ない。洗濯物をいれるランドリーボックスしかないぞ。
何故だ。あ!ベランダか?
カーテンで下を隠しながら外を覗くが、無い。
ん?!入り口か?!
上半身だけ外に覗かせて見てみると、小夜の部屋の前だけ洗濯機が置いてなかった。
そして冒頭に戻る。
小夜が起きたら洗濯機の所在を聞いてみようと心に誓い、くたりと力を失った体を抱えて風呂場へ向かった。
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