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小夜の様子が、明らかにおかしい・・・。
家に帰ると電気が付いていて、あぁ、ひとりじゃないんだ。と実感し胸を熱くしながら帰ってきたわけだが。
「ただいまー。」
「おおおお、おかえりなさい!」
何故だか緊張して、ガチガチになった小夜がいた。
「ごごごごはん、出来てるよッ」
「・・・?ありがとう。」
真っ赤になって顔を逸らす、小夜。
ん?
違和感半端なく、何があったんだろうと首を傾げた。
じっとみていたら、お味噌汁はこぼす。箸は3回落として、テーブルから拾い上げるのに3回とも頭を打っていた。
黙って食事は食べたが、片付けるためにアパートから持ってきた皿を取り落としそうになったところで、ずっと疑問だった違和感を確認することにした。
「小夜、何かあったの?」
「なななな何でもないッ!!」
何でもあるだろー。
目が潤み、耳まで真っ赤にした小夜は慌てた様子で「おおお、お風呂行ってきますッ」と走っていった。
本当はもう少しお腹が落ち着いてから入りたかったが・・・しょうがない、小夜を白状させに行くか。
俺は小夜を追って浴室へと向かった。
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