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風見さん、色っぽかった・・・。
力が抜けて動けなくなったおれは、現在ベッドに収容されている。
風見さんは洗濯機を回しに行った。
この洗濯機を回す頻度・・・これ、コインランドリーでは対応できないや、風見さん、正解・・・。
まだ、風見さんの指の感覚が残るソコがムズムズする。
痛いのとは違う、違和感。
力を入れるたびに、風見さんの指の感触が体の中に刻まれて、今もまだ入れられているかのような不思議な感覚に支配されていた。
ここに、風見さんのを受け入れる。
お風呂場で・・・入れたいんじゃなくて、入れて欲しいとおねだりした。
体全身で風見さんを感じて、愛されたいと思ったのだ。
お願いした瞬間、風見さんからブァッと色気が噴き出した。そして、風見さんのソコが大きくなった。
おれの体の奥がジン・・・とした。どうしても、ソレを食べたかった。
口が疼いて、堪らなかった。
世の中の恋人たちは、こんなふうになるんだろうか。
おれは風見さんが最初で最後の恋人だと思っている。こんなふうに人を好きになったことがなかった。
おれの全てを差し出したいと思うほど、狂おしい愛は知らなかったのだ。
好きだと自覚した瞬間に、失恋すると覚悟したあの日。
抱き寄せられながら、東京タワーの見えるレストランに連れて行ってもらった日。
・・・あの日から、おれは風見さんのもの。
優しくしてくれる風見さん。意地悪してくる風見さん。自信の無い顔で、縋(すが)るように手を伸ばした風見さん。
そして、自信に溢れた満点の笑顔で抱きしめてくれる、風見さん。
どんな風見さんも、好き。
もう、風見さん無しでは生きていけないほど、おれの全てが風見さんを中心に回っている。
そして、このまま風見さんに染めて欲しい。
男として、変なんだろうか。これから先、女性を愛することなんて無いと思う。
風見さんから、こうやって愛されるだけでいい。
その愛をおれは一身(いっしん)に受け、返していきたいと思った。
洗濯から戻ってきた風見さんに手を伸ばした。
「風見さん・・・。」
手を伸ばしたおれを見て、風見さんが笑顔を見せてくれた。
心が、満足する。
近寄ってきて、抱きしめてくれた。
「好き。」
「俺も。好きだよ、小夜。」
頑張ってくれてありがとう、と額に口付けをくれた。
「んー、くちがいい。」
口へのキスをおねだりする。
「イイ子。」
風見さんから褒められながら、キスをした。
・・・おれ、本当に幸せ。
風見さんに抱きしめられ、後ろに残る指の感覚を幸せに感じながら、目を閉じた。
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