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176 2018年9月6日
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朝がやってきた。
「風見さん、起きて。時間だよ」
いつもと違うのは、朝ご飯を作ってないことだ。昨日あの後、ふたりカップ麺を啜って、晩ご飯にした。
その時、明日は外で朝ご飯食べようと言ってくれたから、何も準備をしていない。
だから、大好きな風見さんの首元に頬を寄せて、ちゅ、ちゅ、ちゅとキスをして起こしている。
「風見さん、おはよ?・・・ちゅ。起きて。」
「・・・おはよ。」
体を引き寄せられてギュッと抱きしめられた。
ふふ。
風見さんの力強い心臓の音が、心地いい・・・。
「もう朝かあ。もっと一緒に居たいな。」
「おれも。」
渋々起き上がり、身支度を整えた。
「小夜、いける?」
「うん!」
一緒に部屋を出て、一緒に駅に向かう。朝ご飯を何にするか話をしながら歩いていると、「あのッ」と声をかけられた。
振り向くと、昨日の女子高生だ。
「す、杉さん、おはようございますッ!」
「おはようございます。」
挨拶に答えると、嬉しそうに笑っている。風見さんがグイッと肩を引き寄せてきた。
「小夜、知り合い?」
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