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・・・風見さんから抱きかかえられて一緒にお風呂に入り、ひと眠りした。
夕飯はデリバリーで。
小夜がびっくりしたのは、小窓から注文した食事が受け取れること。確かにこれなら、男性同士で入っても誰とも会わないから、引け目を感じることがない。
「ね、暁さん・・・麗さんも真一さんも優しい人だった。」
抱きしめられながら、うとうとしてきた。
セックスして、お風呂も入って、お腹いっぱいご飯も食べた。
凄く眠かったけれど、風見さんともっとお話しもしたかった。
「・・・雪ちゃん、可愛かったねぇ。会わせてくれて、ありがとう。」
眠る前の穏やかなひと時だ。
『一生添い遂げたいと思っている大事な人なんだ。真一さん、麗、小夜のことをよろしく頼みます。』
そう言って頭を下げた、風見さんの姿を思い出した。
「おれのことを好きになってくれて、ありがと・・・。」
「俺のほうこそ。小夜、今日はありがとう。疲れただろう?」
「ううん・・・だいじょうぶ・・・。」
風見さんの心臓の音を聴きながら、目を閉じる。
「ゆっくり、おやすみ。」
「ん。おやすみ、なさい・・・。」
意識を手放した。
すぐに寝息を立て始めた小夜を、風見は優しい眼差しで見守った。
初顔合わせは、ちゃんと済んだ。
やはり麗は、小夜の事を手放しで喜んでくれた。信じていたが、真一さんも偏見は無いと改めて言ってくれた。
「・・・一生添い遂げたいって言っただろう?」
頬をひと撫ですると、風見はゆっくりと目を閉じた。
小夜の温かい体温が心地良い。
全身の力を抜いて、夢の世界へと羽ばたいた。
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