アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
日曜参観
-
『ったく…翔馬の奴どこに行ったんだ?』
日曜参観。いつもより多くの人がこの学校にいる
から全然探せねぇ…。
「はー…なんで親来んだよ。最悪。親とかいらねー
よなぁ…」
「ほんとそれ。マジで邪魔。」
俺の後ろで親の愚痴を吐いている奴が通って
いった。でも、実は邪魔とかそんな事は微塵も
思ってないだろうな…。きっと大切な存在だろう。
俺はそんな気持ちになったことなんて一度
ないから。とても羨ましい…。
いつか、本当の親じゃなくてもいいから家族の
ような温もりを感じてみたい。そう思っている。
ドンッ
『痛ってぇーーー!』
俺はよそ見していた為、前に気づかずぶつかってしまった。
『あ、すいません…。前見てなかったんで…。
本当すいません。大丈夫ですか?』
「いいよいいよ。俺も少しよそ見してたし。
あんたこそ大丈夫かぁ?」
ぶつかった相手は俺よりも遙かに高い身長。
とても痛ったから、きっと外人のような図体をして
いるだろう。
俺は謝り、急いでその場を去った。
なぜなら、そいつからなんかヤバイ匂いがした
からだ。
そして、満月の予想が当たり、
古川の後ろからは複数の男たちがでてきた。
「古川さん。あれが゛例のやつ゛ですかい?」
「なんかちょろそ〜ですね。でも、俺タイプだわ
ぁ〜」
「横田に殺されたいなら犯してこい。」
「ご遠慮します。
横田さんはマジでヤバイっすからね」
「古川さん、どうやってやりますか?」
(ふぅ、どんなってやるか。そうだなぁ…。)
「とりあえず、彼の希望を全て折って、拉致ろっ
か?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 22