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うらさか〜お前の隣が、良いんだよ〜 3
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うらたside
俺は今、酔いつぶれた坂田を乗せてタクシーに乗りながら、静かに怒ってます。
何故かって、坂田がまーしぃとかセンラマンとばっかり喋ってたから!!
俺は、坂田の隣に、居たいのに。
まぁ、今まさに、隣で俺に身を預け、すやすやと眠っているのだが。
「はい、着きましたよ〜」
「ありがとうございました。……ほら、坂田」
「んんぅ…うらたしゃあん…?」
「うん、そうだよ。ほら、行くぞ」
「…うん!」
坂田は、満面の笑みで俺にうなずく。
いつもはその笑顔を見て許してしまうが、今日は堪える。
家に戻り、リビングのイスに坂田を座らせる。
「ねぇ、坂田。酔い、覚めたでしょ?」
イスに座って、しばらくぼーっとしていたが、何かを思い出したように目を見開いて俺の方を見、うつむいたことから、俺は話しかける。
「……うらたさん、ごめん」
こういう、すぐに謝ってくれる坂田が、俺は好きだ。
「…ありがと。一つだけ、お願いしていい?」
坂田は少し身構える。俺、そんな身構えるようなこと、したか…?まぁ、してるか。
少し恥ずかしいが、本心を伝えることにした。
「…俺の、隣に、来て」
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